ダイキン工業(タイ)インタビューその3|ローカルスタッフの離職率が低い環境とは?
GOOD FACTORY賞受賞企業のダイキン工業(タイ):DAIKIN INDUSTRUES(THAILAMD) LTD. PRESIDENT 平尾浩一さん、DIRECTOR 築山吉徳さん、GENERAL MANAGER CORPORATE PLANNING DIV. 平野貸嗣さん、GENERAL MANAGER HR REGIONAL SUPPORT GROUP 亀高靖司様さんにお話を伺いました。日本能率協会の小宮太郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
ローカルスタッフの離職率が低い環境とは?
小宮
今のお話の中にでてきた、見えていなかった自社の強みとは、具体的にはどういうことでしょうか?
平尾
生産オペレーションは、現在ではほとんどタイの人達で実行できていると思うのですが、それが他社さんや、審査員の方に見てもらうと、そこまで出来ているところは中々ないということに気づきました。
これは彼等の成長のおかげです。
それから、離職率がかなり低いのですが、継続した取組みのおかげで今日に至ったのだなと気づきました。
普段付き合っていると、当たり前で足りないところばかり見えるのですけれど 笑、あらためて引いた視点で成長の軌跡などを追うと、彼等自身が、かなり成長したんだなと感じましたね。
言いにくいことですが、たぶんここの日本人も同じです。
そういう面にあらためて気づいたと思います。
でもまだまだ足りませんよ!足りませんけれど、絶対値として上がったと思います。
小宮
毎日の積み重ねですから、気づきづらいですよね。
平尾
変化に気づかないですけれど、振返ってみると当時できなかったことが、当たり前のように出来るようになっているのです。
私は2回目のタイ赴任ですが、1回目に赴任したときには生産遅れが、しょっちゅうありましたから。
今は、ほとんどそういうことが無くなっています。生産計画が甘いのかもしれませんけれどね 笑
そんな今は当たり前のことが、成長して強みになっているのかなと思います。
今回それを、個人じゃなくて、もっと組織や仕組みに落としなさいというアドバイスをいただいてますので、それは厳粛に受けとめて、人が替わっても仕組みとして続いているようにしていかなあかんな、と思っています。
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