GOOD FACTORYコラム その5

2014GOODFACTORY賞 受賞記念講演会を終えて
国内外工場運営に携わる方がたへ

2014GOODFACTORY賞 受賞記念講演会が
大盛況のうちに終了いたしました。

ここで次年度に向けて
2014GOODFACTORY賞講演会を振り返ります。

本年の講演会は下記の企業の方々にご講演いただきました。

○株式会社駿河生産プラットフォーム
(株式会社ミスミグループ本社)

○Hitachi Matals (Thailand) Ltd.
(日立金属株式会社)

○東麗塑料(深?)有限公司
(東レ株式会社)

○NEC Platforms Thai Co.,Ltd.
(日本電気株式会社/NECプラットフォームズ株式会社)

○大金空調(上海)有限公司
(ダイキン工業株式会社)

○富士ゼロックス(深?)有限公司
(富士ゼロックス株式会社)

全ての企業の取組みの一つ一つが大変すばらしいものであり、
まさに“GOODFACTORY”という事例だったと感じています。

各企業ごとの解説は事例集に任せるとして
講演内容に共通していた事がありました。

それこそが工場運営や拠点マネジメントに必要な事かと
思いこの場で紹介いたします。

具体的には下記の3点です。

1)ありたい姿(ビジョン、ウェイ)の浸透
2)「人材育成」ではなく「人財育成」
3)トップの熱意

詳細を順番に解説します。

1)ありたい姿(ビジョン、ウェイ)の浸透

講演企業の多くが、自社・自拠点の意義と向かうべき方向を
きちんと定義しています。
また、次のポイントが重要かと思いますが、ありたい姿を
拠点のメンバーへ共有化する取組みを実践していました。

ありたい姿の共有化が図られる事で、拠点全体のマネジメントが
飛躍的によいものになっているのではないでしょうか。

2)「人材育成」ではなく「人財育成」

グローバルに展開されている企業の悩みの一つに離職率の
高さが挙げられます。
また離職率の高さゆえに教育が疎かになり、品質が不安定で
拠点の自立化が進まないなど、種々の問題に行き着いていると
感じている企業も多いのではないでしょうか。

講演企業の方々は、離職率の問題があるなか、人材育成や
CSR活動に力をいれておりました。
また、人材を人財として扱う事により、従業員からの満足度をあげ、
離職率も低くなる「+」のサイクルを回しているようです。

3)トップの熱意

最後に講演企業の方々は多くの施策を現地メンバーを巻き込みながら
実施していますが、最後には現地トップが熱意を持って
拠点マネジメントにあたっているように感じました。
熱意を持って、トップが従業員に語りかける事により
一つ一つの施策が効果を上げているように感じました。

以上の3つが共通していました。

各拠点のトップが熱い思いをもって、現地人材の事を
深く考える事により“GOOD FACTORY”が生まれると
言えるのではないでしょうか。

各企業の講演事例にあたりましては
事例集にて、ご確認頂けますと幸いでございます。

引き続き、日本能率協会ではものづくり企業のために
情報を発信し続けていきます。
皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

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- 2014 GOOD FACTORY賞受賞記念講演会 事例集 -

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【事例企業一覧】

1―中国華南でのモノづくりにおけるCSR―

富士ゼロックス
富士ゼロックス(深セン)有限公司

2―変種変量受注下における
確実納期安定供給に向けた生産革新活動―

ミスミグループ本社
駿河生産プラットフォーム

3―会社ビジョン「To be an Excellent Company」
を目指した取り組み―

日立金属
Hitachi Matals (Thailand) Ltd.

4―中国樹脂事業拡大における
現地マザー工場としての生産革新活動―

東レ
東麗塑料(深セン)有限公司

5―グローバルTOPの生産工場を
目指した人材育成―

日本電気
NEC Platforms Thai Co.,Ltd.

6―中国での大躍進を支え続ける
人基軸のモノづくり革新―

ダイキン工業
大金空調(上海)有限公司

■ 定価1セット 9,800円(税抜)

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お早目のお申込みお待ちしております。

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https://goodfactory.jma.or.jp/casebook2/