受賞企業・選考理由・所見
ものづくり人材育成貢献賞 株式会社関ケ原製作所 本社

| 主要事業 | 油圧機器 · 商船機器 · 舶用特機 · 大型製品 · 鉄道機器 · 精密製品 · 軸受製品 · アフターサービス |
|---|---|
| 設立 | 1946年11月4日 |
| 従業員数 | 386名 |
| 所在地 | 〒503-1593 岐阜県不破郡関ケ原町2067番地 |
| 代表者 | 株式会社関ケ原製作所 代表取締役 矢橋 英明 |
理念を核とした人財育成と価値創造 ~ 100年企業への道筋 ~
受賞理由・所見
株式会社関ケ原製作所は、油圧機器・商船機器・鉄道機器など高度産業機械を手掛ける専門メーカーとして、創業以来「他社が容易に参入できないニッチで高度な領域」へ挑戦し続け、独自の市場ポジションを確立してきた。歴史的制約のある立地ながら、工場敷地を「キャンパス」と位置づけ、学びの場としての文化を醸成している点も特徴である。同社の根幹には創業者の理念「会社はみんなのもの」があり、価値観を共有するマネジメントが企業文化として深く浸透している。
2018年には「第三の創業」を掲げ、長期視点の経営・工場改革を本格化。中核となるのは「主体的に行動できる人財」育成であり、自律的思考を育む「学び舎活動」、技能継承を図る「技術村活動」、職場文化を豊かにする「文化村活動」の三本柱を体系的に運用している。加えて、社外実習の「武者修行制度」、専門スキルを磨く「技能向上委員会」、地域人材の育成に寄与する「匠道場」など、多面的な教育施策も展開し、定着率向上など実績も確認されている。
これら理念・人材・文化を統合した独自の工場運営は、他社のモデルとなる優れた取り組みであり、GOOD FACTORY賞®(ものづくり人材育成賞)にふさわしい工場として高く評価された。
特に評価できる点として
- 理念に基づく組織活動 まず特筆すべきは、「会社はみんなのもの」という創業時からの理念を底流に据え、これを時代に即して再構築し続けてきた点であり、創業者の掲げたこの言葉は、単なるスローガンではなく、関ケ原製作所のアイデンティティを貫く“原点”として、今なお組織の隅々に浸透している。
-
人材育成の仕組みと実践
人材育成という側面において、極めて体系的かつ多層的な仕組みを構築している。
キャリアステージに応じた研修体系が整備されており、新入社員から中堅、その先の次世代リーダー候補を対象とした「社長塾」などが設けられている。これにより、社員各自が自らの成長ステージに応じた学びを得る機会が設けられている。