受賞企業・選考理由・所見
ファクトリーマネジメント賞 伊藤忠丸紅鉄鋼 Premium Steel Processing Co., Ltd.

| 主要事業 | 鋼材の加工・販売、パイプの製造・販売 |
|---|---|
| 設立 | 1997年5月6日 |
| 従業員数 | 297名 |
| 所在地 | 188 Moo2 Klongtumru, Muangchonburi, Chonburi 20000, Thailand |
| 代表者 | Premium Steel Processing Co., Ltd. 代表取締役社長 昼田 和弘 |
事業環境変化に伴い、事業ポートフォリオの変更と日本・タイ融合型マネジメントを目指して挑んだ
Reborn Project(企業再生プロジェクト)
受賞理由・所見
Premium Steel Processing Co., Ltd.は、1997年にタイで操業を開始した鋼板・鋼管製造会社で、コロナ禍においてコスト削減と業績回復に注力し、低付加価値・高コスト体質からの脱却を進めてきた。特に、2021年より工場再生を目的とした「Reborn Project」を推進し、高付加価値製品への転換をローカルメンバー主導で実現。2020年対比高付加価値製品の製造販売は大幅に増加し、市場シェアも2輪・4輪向けともに拡大するなど、着実な成果をあげてきた。現地審査では、ローカルマネジャーが自信を持って改善内容を説明し、改革活動が現場全体に浸透していることが確認された。
特に評価できる点として
- 事業変化を契機としたローカル主導の自律改革 事業ポートフォリオが大きく変化する事をきっかけに、日本人とタイ人での融合型経営体制を構築。ローカルメンバーの自律化と改革を推進。
- 「MISI WAYものづくり」を活用した着実な推進とモチベーション向上 「MISI WAYものづくり」に沿い、方針管理の仕組みを活用し着実に推進。5S・品質・安全・生産性・設備保全・教育等、ものづくり全般にわたって改善を行い、従業員のモチベーションも向上。
- 明確なキャリアパスに基づく教育体制 ローカルメンバー主導のもと、組織・人事制度を見直すとともに、ローカル人材のキャリアパスを明確にし、それにそった教育体制を構築。
- SDGsを含む社会貢献・幸福度向上への取り組み強化 地域社会貢献、労働環境改善、各種表彰制度の積極導入など、従業員の幸福度向上も重視するとともに、CO₂削減目標を設定し、SDG’sへの取り組みも積極的に推進。
- 経営成果とエンゲージメント向上の両立 工場スペースの見直しによる単位面積当たり収益も大幅に向上させ、企業収益全体も改善。同時に従業員エンゲージメントを大きく向上。離職率もタイ国内平均を大きく下回るレベルを達成。
- 将来の成長戦略の明確化 既存取引の国内需要減少が懸念される中、今後の成長戦略として、次なるチャレンジの方向・数値目標・施策を明確化し全従業員と共有。
これらは他社の模範となる取り組みであり、GOOD FACTORY賞®(ファクトリーマネジメント賞)受賞に相応しいものと高く評価された。