受賞企業・選考理由・所見
ファクトリーマネジメント賞 本田技研工業株式会社 四輪生産本部 生産統括部 鈴鹿製作所

| 主要事業 | 自動車製造 |
|---|---|
| 設立 | 1960年5月1日 |
| 従業員数 | 7,768名 |
| 所在地 | 三重県鈴鹿市平田町1907 |
| 代表者 | 本田技研工業株式会社 執行職 四輪生産本部 生産統括部 鈴鹿製作所 所長 伊藤 一秀 |
軽自動車Nシリーズ お客様に支持される製品を産み出し続けるものづくり
受賞理由・所見
本田技研工業株式会社 鈴鹿製作所は、軽自動車「Nシリーズ」を中心に生産を担う基幹工場として発展しながら、営業・開発・調達・生産など全機能を同一敷地内に集約する、国内でも極めて珍しい統合型ものづくり拠点を構築している。ワンフロア体制による近接配置と、部門横断の連携を促す「SKI(Suzuka Kei Innovation)」体制、生産戦略会議によって、企画から市場投入までのプロセスを一気通貫で推進できる点が大きな強みである。
この体制により、2代目N-BOXでは軽自動車専用ラインを構築し、3代目では主要サプライヤーとの共創体制を実現するなど、戦略的な意思決定をスピーディに実行。販売トップ維持やコスト低減といった成果にも結びついている。
鈴鹿製作所は、単なる生産工場にとどまらず、「ものづくりプロセスそのものを設計・運営・進化させる場」として機能しており、組織横断連携を核とした先進的な工場モデルを提示している。今回の審査でもその実効性が確認され、GOOD FACTORY賞®(ファクトリーマネジメント賞)に値する優れた事例として高く評価された。
特に評価できる点として
- 新車立ち上げにおける全機能集約体制の構築 震災を契機に開発・製造・調達・物流を鈴鹿へ集約し、部門壁を解消。並行開発が進み、DFM/MFD推進により原価低減・品質安定・立上げ短縮を実現する常設モデルが確立。
- 「ものづくりファースト活動」による生産性と商品性の両立 製造起点で設計にフィードバックする手法を導入し、商品性と生産性を高次元で両立。設計・生産・調達・物流が同時並行で連携し、迅速な意思決定と持続的なプロセス最適化を実現。