GOOD FACTORY賞®

ファクトリーマネジメント賞 リコーインダストリー株式会社 東北事業所

主要事業 商用印刷機、キーパーツ、サプライ(トナー)の生産
設立 2013年4月
従業員数 1,283名
所在地 〒989-1612 宮城県柴田郡柴田町中名生神明堂3-1
代表者 リコーインダストリー株式会社 東北事業所
事業所長 庄司 勝

たゆまぬKAIZEN活動は『有事』に活きる創業時から受継がれるものづくりDNA

受賞理由・所見

リコーインダストリー株式会社東北事業所は1967年東北リコーとして創業し、2013年リコーグループ国内の事業再編を経てリコーインダストリー東北事業所として現在を迎えている。

2011年の東日本大震災など、度重なる困難を従業員の全員参加による「ものづくり力」により、乗り越えてきた事業所である。同社の生産活動は、『生産のリコーウェイ』(RICOH Way Production System)(RWP)に基づいた活動を推進している。

RWPで唱える「12の基礎」をベースに、『防災』、『働きやすさ』、『KAIZEN活動』、『生産革新(デジタルマニュファクチャリング)』、『自律型人財の育成』をトップダウンとボトムアップの双方から取り組んでいる所が特徴である。

評価のポイントとして、

  • 工場マネジメントの構造が明確で、良い「形(カタ)」が出来ている RWPの「12の基礎」を軸として生産活動で大切にすべきことを明確にしており、工場のマネジメントを実践している
  • 新しい5Sアプローチ 事業所を横断した間接職場の5Sレベルの向上(BIG SMILEチーム)活動展開。事業所で働く社員が明るく楽しく働きやすい職場環境づくりを行っている
  • 学び合いを重視したKAIZEN活動とその成果の創出 ラウンドテーブル方式による発表者・聴講者双方の学びあいの場つくりを設定し、SQCDと人財育成の内容が「見える化」され、高い業務成果を確実に出している
  • デジタルマニュファクチャリング(DM)実践による生産革新活動 デジタル化を行い「見える化」を推進しつつ、改善など現場力を引きだす仕組みづくりとその実践を行っている
  • 現場が主体になった自律的活動の展開 『防災』、『働きやすさ』、『KAIZEN活動』、『生産革新』、『自律型人財の育成』を現場主体で推進している
  • 現場を活性させ、現場を動かすための仕組みと仕掛けの構築 働きやすさ指標、39Project(サンキュープロジェクト)など、間接部門も入ったユニークな活動を推進している

これらの内容はどれも優良な活動で、他社の見本となるものであり、GOOD FACTORY賞®(ファクトリーマネジメント賞)の受賞に十分値する工場であると評価された